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先行技術情報(抜粋)E1
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【先行技術1】
〔タイトル〕 特開平08-202720
〔公開日〕 平成8年8月9日
【提示者】 南
【情報源】 esp@cenet
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【レビュー対象出願との関連性】
本願の【請求項1】には「 メッセージを翻訳するシステムであって、互いに同一の内容を互いに異なる第1言語および第2言語のそれぞれで記述した第1メッセージおよび第2メッセージのそれぞれを記憶するメッセージ記憶部と、第1メッセージおよび第2メッセージを前記メッセージ記憶部から読み出して、第1メッセージおよび第2メッセージをそれぞれ構文解析することにより、第1メッセージに含まれる語および句の階層構造を表した第1構文木、および、第2メッセージに含まれる語および句の階層構造を表した第2構文木をCPUの動作により生成する構文解析部と、前記第1構文木に含まれるある部分木によって表される語句の表記が、前記第2構文木においてその部分木に対応する部分木によって表される語句の表記と一致するか否かをCPUの動作により判断し、一致することを条件に、その語句を翻訳不要の語句と判断する判断部と、第3言語で記述した第3メッセージをCPUの動作により翻訳して第4言語で記述した第4メッセージを生成する処理において、前記第3メッセージに含まれる前記翻訳不要の語句を前記第3メッセージ中の表記のまま、翻訳後の前記第4メッセージに含めて出力する翻訳部とを備えるシステム 」を特徴とする発明が記載されている。
本願【メッセージ記憶部】は本件先行技術の【図5 辞書状況図の見出し、訳語】に記載されている。本願【構文解析部】は本件先行技術の【図6 内部構造表示例】に記載されている。本願【判断部】はそれに替えた本件先行技術の【図5 辞書状況図の辞書種類】に記載されている。本願【翻訳部】は本件先行技術の【図4 無翻訳辞書指定時の処理フロー】に記載されている。本願【判断部】では2つ以上の言語メッセージに共通(英語)表記語句が必須であることに対して、本件先行技術では英語表記語句に共通無翻訳表記データが必須であり、その点が異なっている。しかしながら、本願の【0058】「これは、Linux(登録商標)など、複数の言語のメッセージを選択的に出力する機能を設けたシステムにおいて、すべてのメッセージを人手で翻訳して予め準備しておく必要がないので効率的である」と同じ効果を有すると思われ、実質的に同じ技術内容が記載されている。
また、本件先行技術の段落【0002】には「【従来の技術】従来の機械翻訳装置では、第一言語で入力された入力文のすべてを第二言語に変換(翻訳)して出力していため、入力文中にある特定の分野にのみ使用される専門用語などがある場合、それらの専門用語を翻訳すると、かえって訳文の意味が読み取りにくいという問題があった」と記載され、本願の課題と同じ課題が記載されている。
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| 2 | 【先行技術2】
〔タイトル〕 特開2004-310170
〔公開日〕 平成16年11月4日
【提示者】 岡田
【情報源】 esp@cenet
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【レビュー対象出願との関連性】
本願の【請求項1】には、「メッセージを翻訳するシステムであって、互いに同一の内容を互いに異なる第1言語および第2言語のそれぞれで記述した第1メッセージおよび第2メッセージのそれぞれを記憶するメッセージ記憶部と、第1メッセージおよび第2メッセージを前記メッセージ記憶部から読み出して、第1メッセージおよび第2メッセージをそれぞれ構文解析することにより、第1メッセージに含まれる語および句の階層構造を表した第1構文木、および、第2メッセージに含まれる語および句の階層構造を表した第2構文木をCPUの動作により生成する構文解析部と、前記第1構文木に含まれるある部分木によって表される語句の表記が、前記第2構文木においてその部分木に対応する部分木によって表される語句の表記と一致するか否かをCPUの動作により判断し、一致することを条件に、その語句を翻訳不要の語句と判断する判断部と、第3言語で記述した第3メッセージをCPUの動作により翻訳して第4言語で記述した第4メッセージを生成する処理において、前記第3メッセージに含まれる前記翻訳不要の語句を前記第3メッセージ中の表記のまま、翻訳後の前記第4メッセージに含めて出力する翻訳部とを備えるシステム」を特徴とする発明が記載されているが、本件先行技術の段落【0005】には、「本発明は、第1の自然言語文とその対訳である第2の自然言語文を入力して対訳関係にある単語対を学習する装置において、第1の自然言語文とその対訳である第2の自然言語文を入力し(ステップ1)、第1の自然言語文の要素である単語または単語列に第2の自然言語文の要素である単語または単語列を対応付けて対訳単語対の集合を獲得し(ステップ2)、第2の自然言語文の要素である単語または単語列に第1の自然言語文の要素である単語または単語列を対応付けて対訳単語対の集合を獲得し(ステップ3)、これら2種類の対訳単語対の集合のうち同じ対訳対を抽出する(ステップ4)」と記載されており、また、本件先行技術の段落【0006】には、「前記対訳単語対獲得ステップの単語または単語列を対応付ける処理において、構文解析ステップを設けることによって得られる構文木と単語または単語列(本件の部分木に相当すると考えられる)を対応付けるステップを含む」と記載されており、本願の【請求項1】に記載の発明の要件の中で「その語句を翻訳不要の語句と判断する判断部と、第3言語から第4言語への翻訳に利用すること」を除くと実質的に同じ技術内容が記載されている。
また、特開2001-184362(下記先行技術3)の【0033】には「(原文と翻訳文との)全ての部分木についての検索を終了させる」との、部分木を比較する技術が記載されている。
さらに、特開2004-178423(下記先行技術4)の【0011】には「…本発明の複数言語文書の対応付けシステムは,n種(nは2以上)の言語の文書を対応付けるシステムである。そして,各言語の文書を単語毎に分割する形態素解析手段と,n種の言語の文書のうちの2種を選択する手段と,選択された2種の言語文書の評価関数を計算する手段と,評価結果に応じてn種の言語の文書を対応付ける手段とから構成される。」と記載されており、【0012】には「ここで,各言語の文書を単語毎に分割する形態素解析手段は,各言語の文書を文毎に分割する手段と,分割された各文をさらに単語毎に分割する手段とからなってもよい。」と記載されており、【0056】には「…間接的に対応のついた言語に対してリンクを張る。例えば,英語-日本語,英語-ドイツ語の対応がとれたとすると,日本語-ドイツ語間にも文対応のリンクを張る。」と記載されており、本願の【請求項1】に記載の発明の要件の中の「第1言語から第2言語への翻訳結果を第3言語から第4言語への翻訳に利用すること」と実質的に同じ技術内容が記載されている。ここで、本願の【請求項1】に記載の発明の要件の中の「第1言語と第2言語の語句の表記が一致する場合には、その語句を翻訳不要の語句と判断する」ことは、上記の「単語毎に対応をつける」ことと実質的に同じ内容と考えられる。
したがって、本願の【請求項1】に記載の発明は、当業者であれば上記の引用発明に基づいて容易に想到できたものと考えられ、特許性は低いと判断される。
本願の【請求項8】は【請求項1】と実質的に同じ内容と考えられ、【請求項1】と同様の理由により、特許性は低いと判断される。
本願の【請求項9】は【請求項1】のシステムの発明に対応した方法の発明と考えられ、【請求項1】と同様の理由により、特許性は低いと判断される。
本願の【請求項10】は【請求項1】のシステムの発明に対応したプログラムの発明と考えられ【請求項1】と同様の理由により、特許性は低いと判断される。
※斜字は、CPR事務局が補記。以下同様。
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【先行技術3】
〔タイトル〕 特開2001-184362
〔公開日〕 平成13年7月6日
【提示者】 岡田
【情報源】 esp@cenet
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【レビュー対象出願との関連性】
先行技術2の欄を参照
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【先行技術4】
〔タイトル〕 特開2004-178423
〔公開日〕 平成16年6月24日
【提示者】 岡田
【情報源】 esp@cenet
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【レビュー対象出願との関連性】
先行技術2の欄を参照
本願の【請求項6】には、「言語をグループに分類して記憶している言語記憶部をさらに備え、前記翻訳部は、第1言語または第2言語のうち、前記第3言語とは異なるグループに分類された言語を選択して、選択した当該言語のメッセージを構文解析した構文木から、当該第3言語語句を示す部分木に対応する部分木を検索し、検索された部分木に対応する語句の少なくとも1つの意味属性を前記属性記憶部から読み出し、読み出した意味属性と前記第3言語語句の意味属性との積集合を算出し、当該積集合に含まれる意味属性に対応する訳語を、第4メッセージに含めて出力する請求項3に記載のシステム」を特徴とする発明が記載されている。
これに対し、特開2004-178423(本件先行技術)の【0053】には「言語類似度データ420は,言語同士の文法などがどれだけ似ているかを数値化したものである。類似度が高いほど文の対応付けの程度も向上する。それぞれの言語対の類似度の値が,例えば表形式などで記録されている」と記載されていて、言語をグループに分類して記憶することは慣用の技術と思われるが、異なるグループの言語を選択することにより部分木の多義性を解消することは容易に想到できたものとは言えず、特許性は高いと判断される。
本願の【請求項7】には、「前記メッセージ記憶部は、互いに異なる複数の言語のそれぞれによって同一の内容を記述した複数のメッセージのそれぞれを記憶しており、前記翻訳部は、第4言語に対応して予め定められた優先順序に従って、前記メッセージ記憶部に記憶されたメッセージの言語の中で最も優先順序の高い言語を前記第3言語として選択して、当該第3言語で記述した第3メッセージを翻訳して第4言語で記述した第4メッセージを生成する請求項1に記載のシステム」を特徴とする発明が記載されている。
本請求項7も請求項6と同様の理由により、特許性は高いと判断される。
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【先行技術5】
〔タイトル〕 特公平07-7419
〔公開日〕 平成7年1月30日
【提示者】 岡田
【情報源】 特許電子図書館
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【レビュー対象出願との関連性】
本願の【請求項2】には、「前記翻訳部は、前記翻訳不要の語句を含む複合語を第3メッセージから検索したことを条件に、第3メッセージを翻訳して第4メッセージを生成するために第3メッセージを構文解析する処理において、前記複合語に含まれる語と語の間の構文上の関係は解析することなく前記複合語と他の語との間の構文上の関係を解析し、前記複合語を除く第3メッセージを当該構文上の関係に基づき翻訳して、翻訳後の第4メッセージに含めて前記複合語を前記第3メッセージ中の表記のまま出力する請求項1に記載のシステム」を特徴とする発明が記載されているが、特公平07-007419(本件先行技術)の<発明の効果>には「本発明によれば、略称を併う辞書に登録されていない複合語の固有名詞に対しては翻訳語を生成せずにそのまま出力するために、複合語固有名詞に対する誤まった翻訳語の出力を防止でき、理解しやすい翻訳文を生成できる」ことが記載されている。
したがって、本願の【請求項2】に記載の発明は、当業者であれば上記の引用発明に基づいて容易に想到できたものと考えられ、かつ【請求項1】の引用形式請求項であることから、特許性は低いと判断される。
先行技術2の欄も参照
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【先行技術6】
〔タイトル〕 特開2004-355322
〔公開日〕 平成16年12月16日
【提示者】 岡田
【情報源】 esp@cenet
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【レビュー対象出願との関連性】
本願の【請求項3】には、「言語ごとに、当該言語における複数の語の表記のそれぞれを、当該表記の語が有するそれぞれの意味についての意味属性に対応付けて記憶する属性記憶部をさらに備え、意味属性とは、語の意味が、語の意味を当該意味の抽象概念によって分類したグループの何れに属するかを示し、前記翻訳部は、第3メッセージに含まれる第3言語語句の第4言語における訳語が、前記第3言語語句の表記に対応する意味属性によって異なることを条件に、前記第3メッセージを構文解析した第3構文木において当該第3言語語句を示す部分木に対応する部分木を、前記第1または第2構文木から検索し、検索された部分木に対応する語句の少なくとも1つの意味属性を前記属性記憶部から読み出し、読み出した意味属性と前記第3言語語句の意味属性との積集合を算出し、当該積集合に含まれる意味属性に対応する訳語を、第4メッセージに含めて出力する請求項1に記載のシステム」を特徴とする発明が記載されているが、特開2004-355322(本件先行技術)の【0047】には「次に訳文生成部14は、訳文木記憶部33から訳文木(本件の部分木に相当すると考えられる)を入力し、翻訳用単語辞書5に記憶された訳語構文属性情報や意味属性情報を利用して、訳文木から訳文を生成し、訳文記憶部34に記憶する」ことが記載されており、機械翻訳において意味属性を参照することは慣用の技術と考えられる。
したがって、本願の【請求項3】に記載の発明は、当業者であれば上記の引用発明に基づいて容易に想到できたものと考えられ、かつ【請求項1】の引用形式請求項であることから、特許性は低いと判断される。
本願の【請求項4】には、「前記メッセージ記憶部は、第1言語および第2言語を含む互いに異なる複数の言語のそれぞれによって同一の内容を記述した複数のメッセージのそれぞれを記憶しており、前記構文解析部は、前記複数のメッセージを前記メッセージ記憶部から読み出して、当該複数のメッセージのそれぞれを構文解析することにより複数の構文木を生成し、前記翻訳部は、第3メッセージに含まれる第3言語語句の第4言語における訳語が、前記第3言語語句の表記に対応する意味属性によって異なることを条件に、前記第3メッセージを構文解析した第3構文木において当該第3言語語句を示す部分木に対応する部分木を、生成された前記複数の構文木のそれぞれから検索し、検索されたそれぞれの部分木に対応する語句の全ての意味属性を前記属性記憶部から読み出し、最も多くの語句に対応して読み出された意味属性に対応する訳語を、第4メッセージに含めて出力する請求項3に記載のシステム」を特徴とする発明が記載されているが、「複数の言語のメッセージにおいて、最も多くの語句に対応して読み出された意味属性に対応する訳語」が最適の訳語であることは当業者であれば容易に想到できたものと考えられ、かつ【請求項3】の引用形式請求項であることから、特許性は低いと判断される。
先行技術2の欄も参照
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【先行技術7】
〔タイトル〕 特開2006-344011
〔公開日〕 平成18年12月21日
【提示者】 岡田
【情報源】 esp@cenet
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【レビュー対象出願との関連性】
本願の【請求項5】には、「前記翻訳部は、翻訳に用いる言語について予め定められた優先順序に従って、前記第1言語または前記第2言語を選択して、選択した当該言語のメッセージを構文解析した構文木から、当該第3言語語句を示す部分木に対応する部分木を検索し、検索された部分木に対応する語句の少なくとも1つの意味属性を前記属性記憶部から読み出し、読み出した意味属性と前記第3言語語句の意味属性との積集合を算出し、当該積集合に含まれる意味属性に対応する訳語を、第4メッセージに含めて出力する請求項3に記載のシステム」を特徴とする発明が記載されているが、請求項3との相違点は「翻訳に用いる言語について予め定められた優先順序に従って、前記第1言語または前記第2言語を選択する」ことであり、特開2006-344011(本件先行技術)の【0023】には「(多義性の解消等のため)このように、複数の翻訳手段が検索条件と対象文書とを共通な第3言語の記述にそれぞれ翻訳することで得られる複数の翻訳結果(翻訳された複数の対象文書と、翻訳された複数の検索条件)をそれぞれ統合化して検索処理を行うことにより、個々の翻訳手段の性能特性の影響を排除或いは低減することができ、従来に比して適正な翻訳結果に基づく検索処理が実現される。」ことが記載されており、翻訳の曖昧さの解消のために言語の優先順位を付けることは当業者であれば容易に想到できたものと考えられ、かつ【請求項3】の引用形式請求項であることから、特許性は低いと判断される。
先行技術6の欄も参照
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【先行技術8】
〔タイトル〕 特開平11-45245
〔公開日〕 平成11年2月16日
【提示者】 セキ
【情報源】 esp@cenet
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【レビュー対象出願との関連性】
先行技術の【請求項1】および【図4】(A)には、「非訳出語句の訳語として前記対象文章中の原文表記を訳語として翻訳すること」すなわち本願【請求項1】の「前記第3メッセージに含まれる前記翻訳不要の語句を前記第3メッセージ中の表記のまま、翻訳後の前記第4メッセージに含めて出力する」ことが記載されている。
先行技術9の欄も参照
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【先行技術9】
〔タイトル〕 特開2003-141114
〔公開日〕 平成15年5月16日
【提示者】 セキ
【情報源】 esp@cenet
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【レビュー対象出願との関連性】
特開平11-45245号公報(先行技術8)には、翻訳関係にある「第1メッセージおよび第2メッセージ」を利用して「非訳出語句(翻訳不要の語句)」を判断することについては記載がないが、本願明細書の【0003】に「文章の翻訳に、既に翻訳された他の文章を利用する技術の一例については、下記の特許文献1を参照されたい。」と記載されている通り、この【特許文献1】(本先行技術)には、本願発明の「第1構文木に含まれるある部分木によって表される語句の表記が、前記第2構文木においてその部分木に対応する部分木によって表される語句の表記と一致するか否かをCPUの動作により判断し、一致することを条件に、その語句を翻訳不要の語句と判断する」ことが記載されている(特に、【0029】には、ほぼ同表現の記載がある。)
そうすると、本願【請求項1】の発明は、特開平11-45245号公報(先行技術8)の発明に特開2003-141114号公報(本先行技術)の発明を組み合わせたものであり、進歩性を有しない。
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【先行技術10】
〔タイトル〕 特開2003-196274
〔公開日〕 平成15年7月11日
【提示者】 LTS
【情報源】 esp@cenet
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【レビュー対象出願との関連性】
請求項1
1.メッセージを翻訳するシステムであって、
2.互いに同一の内容を互いに異なる第1言語および第2言語のそれぞれで記述した第1メッセージおよび第2メッセージのそれぞれを記憶するメッセージ記憶部と、
3.第1メッセージおよび第2メッセージを前記メッセージ記憶部から読み出して、第1メッセージおよび第2メッセージをそれぞれ構文解析することにより、第1メッセージに含まれる語および句の階層構造を表した第1構文木、および、第2メッセージに含まれる語および句の階層構造を表した第2構文木をCPUの動作により生成する構文解析部と、
4.前記第1構文木に含まれるある部分木によって表される語句の表記が、前記第2構文木においてその部分木に対応する部分木によって表される語句の表記と一致するか否かをCPUの動作により判断し、一致することを条件に、その語句を翻訳不要の語句と判断する判断部と、
5.第3言語で記述した第3メッセージをCPUの動作により翻訳して第4言語で記述した第4メッセージを生成する処理において、前記第3メッセージに含まれる前記翻訳不要の語句を前記第3メッセージ中の表記のまま、翻訳後の前記第4メッセージに含めて出力する翻訳部とを備えるシステム。
について
特開2003-196274(引例1)(本件先行技術)には(特に段落0006~0007)「構文解析を行う対象テキストと、該対象テキストと少なくともその一部が対訳関係にある1つ以上の対訳テキストとを入力する。そして、該対象テキスト及び対訳テキストの構文解析を行う。」「従来ある言語から第3の言語を生成するとき、単一の言語を入力するよりも、複数の言語を用いて生成すると、より精密な生成が可能である」とあり、その他の記載から、請求項1の構成要件1,2,3、及び5の前段「第3言語で記述した第3メッセージをCPUの動作により翻訳して第4言語で記述した第4メッセージを生成する処理において、」ついて開示さいる。
残りの4及び5の後段部分については、特開平11-272670(引例2)(下記先行技術11)の課題を解決する手段等に「前記第一言語の文書中の翻訳不要部を所定の識別情報に基づいて識別する翻訳不要部識別手段と、前記翻訳不要部識別手段により識別された翻訳不要部を除いて前記第一言語の文書を翻訳し、これにより訳文を得る翻訳手段と、前記翻訳手段により得られた訳文を前記第二言語の文書として出力する文書出力手段」が記載されている。
本発明の「語句の表記と一致するか否かをCPUの動作により判断し、一致することを条件に、その語句を翻訳不要の語句と判断」、「前記第3メッセージに含まれる前記翻訳不要の語句を前記第3メッセージ中の表記のまま、翻訳後の前記第4メッセージに含めて出力する」理由は表記が一致したその語句は固有名詞や専門用語などである可能性が高く、翻訳しなくても(むしろ翻訳しないほうが)理解可能な場合が多いからであるであるところ、引例2(下記先行技術11)における所定の識別情報にもとづく翻訳不要識別は、簡単なものほど無理に1つの訳語をあてがうよりも、原語そのままを表示してくれた方が良いとするユーザからの要求のためであり、したがって技術分野、課題、作用において共通し、引例2(下記先行技術11)に請求項にかかわる発明が示唆されている。
尚、引例2(下記先行技術11)は第2言語の文書を出力するのに対し、請求項1の5の後段は第4の言語の第4メッセージを出力するものであるが、引例1(本件先行技術)が第3の言語を生成することが開示されていることかも、当業者が容易に想到しうる範囲と推測される。(本発明請求項上は第1~第4言語について、のいずれかが同じ言語であるか否かの記載はないが、明細書上には第1言語と第3言語が同じ言語である場合の例があることから(そのように限定してくることを想定して)第1言語と第3言語とが同じである場合を想定すると引例1(本件先行技術)の第3言語と請求項1における第4の言語は同じものとなる)
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【先行技術11】
〔タイトル〕 特開平11-272670
〔公開日〕 平成11年10月8日
【提示者】 LTS
【情報源】 esp@cenet
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【レビュー対象出願との関連性】
先行技術10の欄を参照
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